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漫画好きは恥? 真意を読み解く 

謙虚と異なる精神美学


 謙虚、というのは謙る方も清々しい。
 時代錯誤な解釈をすると、身分は卑しくても正々とと
 いった所だろうか。
 
 しかし、明らかに異なる考え方なのである。
 
 話は私が就職先を探してアニメスタジオを巡った時に遡る。
 真面目に応談してくれた会社もそうでない会社もあったが
 言われたのはこういうことで、
 「こんなところに就職なんて……」
 (普通に会社に勤めたら?)
 ということだった。
 
 恐らく、波紋を呼んだ方と同年代の方だ。
 
 どういうことかと言うと、この年代の方たちは
 自分たちのやってるアニメという仕事を持ち上げることに
 ためらいを感じている。
 
 堂々と正面から名乗れる職業ではないと思っているのです。
 これは謙虚、ではなく、引け目なのである。
 
 正直私は、これを聞かされ「なんでそこまで??」と思ったのです。
 私の感覚的にこの方はそれなりに名のある立場の方だった。
 
 発言をした方はこの人と同じなのである。
 社会的な立場という意味では作品作りを否定していても
 そこに惹きつけられている。
 それでも敢えてやりたい、とその道を歩んで来られたのである。
 
 大がかりな作品の宣伝と、この方の心情は一致はしていないのだ。
 勿論、ステータスみたいに持ち上げられるのが仕事の内なので
 傍で見る分には分からないと思う。
 
 
 この方の持論にアニメは世の中に不公平や矛盾を感じながらも
 それでもよくしていきたいと思っている人に向いている仕事だ
 ……というのがある。
 
 要するに、この方は、その些細な領域でアニメの意義を貫いて来られた方なのだ。
 それを踏み外した評価もお祭り騒ぎも、ご本人が守っている領域を外れているのである。
 それ以上に奢ってもいけないし、謙ってもいけない。
 やらせて貰ってる、という意識が前提であるべきだ、と考えてらっしゃるのだと思う。
 
 それを何十年と続けて来られたのだ。
 
 勘違いしないようにと戒めてきた一線で、守ってきた聖域でもある。
 ぽっと出てきたにわか祭りファンが無自覚に踏み越えてしまう。
 若い人に媚びた政治家のパフォーマンスは、あまりにも軽々しい。
 しかも立場が立場である。
 
 そう思ったとしても当然だし、思われても仕方ない。
 
 
 個人的には漫画好きなんて言う人は素直で善良な感じがする。
 ただ、苦労を知らない人は知らず反感を買ってしまうものである。
 
 アニメが子供だましと言われていた時代から続けてきている人である。
 自分の立場にどこか引け目を感じながら、それでも好きで続けてこられた。
 その歴史は、時代に流され好みを語った人の意識より重い。


 

 

[ この記事は 2008/11/25 以前に作成されました ]



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